原子力の基礎と未来:持続可能なエネルギーの可能性

担当講師:渡部 政行

次世代のエネルギー源として期待されている発電方式の一つに「核融合発電」があります.
核融合とは原子力エネルギーの一つであり,太陽などの恒星内部で起こっている核反応です.つまり核融合発電とは,『地球上に小さな人工太陽を創り,そのエネルギーを用いて電気を作ろう』と言う世界的なプロジェクト研究です.

講義ではまず,物質の構成とその特性を「結晶」,「原子・分子」,「原子核と電子」の大きさの順に説明します.次に,この原子核がもつ原子力エネルギーをわかりやすく説明します.
原子力エネルギーには「核分裂反応」と「核融合反応」があり,それらの違いや,反応から生じる放射線の種類やその基礎特性などを解説します.また講義では,全世界的な問題となっている地球温暖化現象や環境問題に関しても紹介します.
最後に恒星における核融合と比較しながら,近未来のエネルギー源である核融合発電炉ITERについて解説します.ITERは核融合の科学的・技術的な実証を目的とした国際共同プロジェクトです.(写真参照:https://www.iter.org/)

近未来のエネルギー源である核融合発電炉ITER