担当講師:齊藤 準平
イギリスには,200年以上も前に造られ,今も現役で使われている橋が数多く存在します。
世界初の鉄橋であるコールブルックデール橋,当時世界最長スパンを誇ったメナイ橋,そして“鋼鉄の恐竜”と呼ばれる巨大なフォース橋。さらに,ロンドンの象徴として開閉式構造をもつタワーブリッジ,渓谷に優雅な曲線を描くクリフトン吊橋,船を回転によって上下させる革新的なフォルカーク・ホイールなど,個性豊かな構造物が今もまちの風景と暮らしの中に息づいています。
なぜそれら橋は長い年月を超えて使われ続けているのでしょうか。本講演では,実際に現地調査した写真や体験を交えながら,「壊れない構造の工夫」「失敗から学んだ技術革新」「地域に支えられる維持の仕組み」に迫ります。
橋は単なる通り道ではなく,人の移動を支え,都市の発展を導き,日常の風景を形づくる存在です。
構造的に合理的で優れた橋は,結果として美しさも備えると言われます。
200年後も変わらず人々の生活を支える橋とは何か。機能とさりげない橋梁美の両立という視点から,そのヒントを一緒に探してみませんか。




