No. D-13 出張講義対応 オンライン講義対応

建物は風で揺れるのか。

担当講師:扇谷 匠己

風が建物にどれほどの影響を与えるか考えたことはありますか。
建物は風ではびくともしない頑丈なものだと思っている方も多いと思います。しかし, 実は風は建物にとって非常に大きな脅威となり得ます。

風の脅威として「タコマ橋の崩壊」という歴史的な出来事が有名です。
1940年、米国ワシントン州のタコマに建設されたタコマナローズ橋が, 完成後わずか4か月で, 毎秒19m/sという比較的弱い風により激しく振動し, 最終的に崩壊してしまいました。
この衝撃的な事例は, 風と構造物の共振現象の恐ろしさを世界に知らしめ, その後の橋梁設計や建築設計に大きな教訓を与えています。

日本は、地震大国であるため地震に対する設計が主として行われてきました。しかし近年では, 60mを超える超高層建物, さらには100m, 200mを超える超々高層建物の建設も進んできています。

こうした超々高層建物は, はたして風で揺れてしまうのか。風と建物の関係について解説します。.