担当講師:田島 洋輔
米国主催の気候変動サミットにおいて2050年までに脱炭素社会の実現する方針の公表を受けて,再生可能エネルギーが普及しておりますが,ここにきてその動きはますます活発化する方向にあります。
その背景には,これまでの気候変動問題への対応という従来型の動機のみならず,再生可能エネルギーを活用した地域課題の解決という“まちづくり(地域活性化)の視点”が存在するためです。
まちづくりで重要なのは,地域に潜在する個別具体の課題を整理・抽出し,それらを如何に解決して,持続的で住みやすいまちを創出するか,を考えることです。
こうした中で再生可能エネルギーを単なる“化石エネルギー源の代替”として捉えるのではなく,再生可能エネルギーを活用して,多様な地域課題を解決することはもちろんのこと,行政や企業,住民等のさまざまな立場から新たな価値を見出すことが重要となります。
そこで本講義では,以上の視点から単なる再生可能エネルギー施設の導入ではなく,地域課題の解決に加え,“地域の魅力向上”や“既存産業の活性化”,さらには,“災害時の電源供給”などに寄与する地域に寄り添った再生可能エネルギーの役割や地域との関係性についてご紹介します。

