日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2019年09月16日

レポート

【未来博士工房:ブリッジ工房】氷の橋に、人が立つ!

【未来博士工房:ブリッジ工房】氷の橋に、人が立つ!

日本大学理工学部の未来博士工房であるブリッジ工房が、8月3日のオープンキャンパスで、氷のブロックで構築したアーチ橋(スパン長1.6m,ライズ0.46mアーチスパンライズ比1/3.5)を完成させ、人を載せることに成功しました。恐らく、ブロックの氷を用いて構造体を構築し、人類を支えることができたのは世界初と思われます。
ブリッジ工房の工房長である長谷川佑大さん(土木工学科3年生)は、
「昨年の失敗を糧に何回も議論を重ね、改良しました。具体的には、アーチ軸線を単円アーチから尖頭アーチに変更したこと。ブロックの大きさを2貫氷から4貫氷に変更したこと。そして氷が到着すると同時にチームワークで氷の加工をスムーズに行えたことです。人が氷の上に立った瞬間“みんなからやったー“の声が出て、何とも言えない達成感を味わいました。今度は、3mクラスのアーチ構造に挑戦したい。」
と話しました。
ブリッジ工房顧問の関文夫教授(土木工学科)は、
「昨年から発足した工房で、熱中症対策から“氷で橋を造ろう”という課題を出しました。単純な課題でしたが、設計、構造解析、材料調達、氷の加工と学ぶものが多く、昨年は3回挑戦して、アーチ構造は自立したが人を載せるというところでは失敗しました。その失敗から、改良に改良を加え、技術の進化するプロセスを学生が学べたことが、工房としての最大の成果だと思います。ブリッジ工房の基本方針“やってから考える”が、うまく行動力に現れたのではないか。」
とコメントしています。

【未来博士工房:ブリッジ工房】氷の橋に、人が立つ!

【未来博士工房:ブリッジ工房】氷の橋に、人が立つ!

【未来博士工房:ブリッジ工房】氷の橋に、人が立つ!

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