日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2019年12月19日

メディア

12月18日(水)の読売新聞朝刊「新聞@スクール 理科子先生と学ぼう」のコーナーに、航空宇宙工学科 阿部新助准教授の解説が掲載されました。

12月18日(水)読売新聞朝刊の「新聞@スクール 理科子先生と学ぼう」のコーナーに、「流れ星 なぜ見えるの?」というテーマに対して、航空宇宙工学科 阿部新助 准教授の解説が掲載されています。
流れ星は、地球の大気圏に1秒間に数十㎞も進むほどのスピードで飛び込む「ちり」が、高度約80~100㎞で空気と激しくぶつかり、その際おしつぶされた空気の温度が上がり、「ちり」に含まれる鉄やマグネシウム等の金属や空気の酸素等が光を放つことで見えるものですが、金属やスピードの違いで光の色が変わるため、長く尾をひく流星も写真でみたりすると色が場所によって違って見えます。
阿部准教授は、12月6日に、共同研究をしている人工流れ星の実現に挑戦する(株)ALEの人工衛星2号機ALE-2が、Rocket Lab社のエレクトロンロケットに搭載され、ニュージーランドのマヒア半島から宇宙へ打ち上げられ、軌道投入に成功したばかりです。ALE-2は、60㎝×60㎝×80㎝ 75㎏で、400粒の5色の流星源が搭載されており、阿部准教授は、この流れ星のもととなる粒が大気圏に突入した時の光の強度を高める部分を担当しています。こちらの記事は、12月12日(木)ににて紹介されています。
2020年内の人工流れ星実現および事業化を目指すこの人工流れ星の実験ですが、エンターテインメントの側面が特に注目されておりますが、人工流れ星の観測により、高層大気や大気圏再突入データが解析でき、気象分野や宇宙産業の発展に有用であると予測されており、注目されています。

12月18日(水)の読売新聞朝刊「新聞@スクール 理科子先生と学ぼう」のコーナーに、航空宇宙工学科 阿部新助准教授の解説が掲載されました。