日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2023年11月17日

受賞

応用情報工学科4年望月丈瑠さんが、日本レセプト学会第5回国際学術大会で、台湾医療保健AIoT協会から学生奨励賞を受賞しました。

応用情報工学科4年望月丈瑠さんが、日本レセプト学会第5回国際学術大会で、台湾医療保健AIoT協会から学生奨励賞を受賞しました。

応用情報工学科4年望月丈瑠さん(五味研究室(五味悠一郎准教授))が、令和5年11月10日から12日に台北(台湾)で開催された日本レセプト学会第5回国際学術大会において、同大会を共催した台湾医療保健AIoT協会(Taiwan AIoT Association for Medicare and Healthcare、会長:陳建志・高雄医学大学理事長)より、学生奨励賞を授与されました。台湾医療保健AIoT協会は、医療保健分野でAIとIoT(Internet of Things)の活用促進を図る専門団体です。

本研究は、日本大学医学部の中西陽子准教授との共同研究で、JSPS科研費JP23H03693の助成を受けたものです。
本研究で社会実装している病理診断ガイドアプリケーションeVicoでは、病理診断のために提出された臓器名から候補の診断名を確認したり、その診断に推奨されている免疫染色や遺伝子検査を簡単に調べられます。また、部分一致検索からは、診断名が分かっているときの免疫染色項目を直接表示したり、この免疫染色はどのような診断に使われるのかなどを簡単に調べることができます。

演題と概要は以下の通りです。

■演題
Data structure analysis of master data for pathological diagnosis guide application

■概要
病理診断業務の効率化を支援するために、分散された情報を集約し、エビデンスに基づく適切な検査項目を簡便に提案する病理診断ガイドアプリケーションシステムを開発しています。このシステムの利便性を向上させるにはマスタデータを充実させる必要があり、信頼性も向上させるには、マスタデータ作成の効率化と適切な管理が重要です。マスタデータのサイズは大きいことから、表形式での確認や編集は困難であり、データの相互関係がわかりにくいという課題がありました。そこで本報告では、マスタデータの構造をリアルタイムに樹形図として可視化することで、データの管理が容易になり、データの関係も把握しやすくなりました。

おめでとうございます。