日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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2023年11月22日

受賞

建築学専攻博士前期課程2年の林深音さんが2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選しました。

建築学専攻博士前期課程2年の林深音さんが2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選しました。

GOOD DESIGN NEW HOPE AWARD 2023(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)において、建築学専攻博士前期課程2年の林深音さん(建築史・建築論研究室(田所ゼミ))による「泪庇 -青春東京を取り戻すネオ・アジールの構築-」が2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選しました。

応募作品415点から、公開審査会を経て、最優秀賞1点、優秀賞8点に次ぐ、場のデザイン部門において入選11選に選ばれました。
おめでとうございます。

作品テーマ
泪庇 -青春東京を取り戻すネオ・アジールの構築-
作品の概要
建築空間としての「心の避難所」を提案しました。現代は良くも悪くも世の流れに身を任せて過ごせてしまうため、失われがちである自分の感情に正直に向き合うといった人間らしい行為を許容してくれる新しい意味での日常からの逃げ場が必要であると考え、万人がふらっと迷い込み空間と対話するそんなアジール的空間を新宿御苑前に計画しました。
大会テーマ
出会いたい。これからの世界をつくる新しい才能たちと。才能あふれる人々との出会いを通じて、 新しい機会や限りない可能性の扉を開く。 グッドデザイン・ニューホープ賞は、 既存の概念にとらわれずに、オリジナリティあふれる発想でデザインを生み出すことができる、新世代のデザイナーたちの飛躍の通過点となるアワードです。 未知なるデザインを拓き、共により良い未来を創造するための可能性に出会いましょう。
審査委員による評価
現代社会に生きる人々が潜在的に欲している、ある種の逃げ場としてのアジール、それを都市に見出される様々な境界領域に計画していこうという提案だ。その設計手法が意表を突く。水彩画によって生み出された滲みや色の濃淡、それを空間に翻訳していこうというのである。もちろん水彩画そのものに根拠はない。しかしそもそもアジールとは、こうした偶発的に都市に生み出された場所にこそ見出されるものだ。全てのものが計画可能だと突き進んできた近代的な方法に対する批評としても、冴えている。
建築学専攻博士前期課程2年の林深音さんが2023年度グッドデザイン・ニューホープ賞に入選しました。