日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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研究者情報

新時代の豊かな暮らし空間を
デザインする

まちづくり工学科

岡田 智秀教授/博士(工学)

TOMOHIDE OKADA

専門

景観まちづくり、地域活性化、地域再生、ビーチフロントマネジメント、ウォーターフロント計画

キーワード

景観まちづくり

景観はその「地域の暮らしの様子」を映し出すカガミになります。その地域が低迷していれば、その地域の景観もまた元気がなく、その地域が活性化していれば、その地域の景観もまた活力にあふれています。つまり、その地域の景観をつくりあげるということは、その土地で暮らす人々の生活スタイルや文化・歴史といった「魅力的な暮らしの見える化」を実現するということです。そのためには、地域住民の方々の思いや希望を通じて、住民自ら行動できること、行政が支援できること、専門家が協力できることを話し合い、実現方策を導きます。このような取り組みが「景観まちづくり」なのです。

地域再生のためのまちづくり

日本はこれまでの人口増加の時代から一転し、人口減少社会を迎えました。人口増加の時代は「つくること」が中心でしたが、これからは地域経済も縮小化することから、これまでに「つくってきたもの」を発想の転換で新たな活用策を見出したり、地域で暮らす人々が「住み続けたくなる」ような、生きがいが得られる空間づくりあるいは活動に取り組むことが重要です。その地域を丹念に調べ、地域の方と議論を重ねることで意外な地域の魅力・生きがいが発見できたりします。そうした魅力・生きがいを生かしたまちづくり方策を考え、借物ではないその地域ならではの地域再生の道筋を導きます。

水辺・ウォーターフロントを核としたまちづくり

一般的に水辺は地域の端部(エッジ)とみなされ、地域計画や景観計画で地域を分ける場所とみなされがちであることを危惧しています。水辺は自然界と人間生活が交わる独特の空間であり、その空間ならではの魅力的風景が広がっている状況が本来の姿です。したがって、水辺やウォーターフロントの空間整備にあっては、単一目的や単一機能に偏重することなく、一つの空間内で多様な利用・機能を満たす計画づくりが重要になります。その地域の水辺の成り立ちを捉え、地域ニーズを知り、整備後のその空間の維持管理方策も見据えた、水辺・ウォーターフロントまちづくりに取り組みます。

メディア出演

東京MXTV(2017)、静岡朝日テレビ(2017)、日刊建設産業新聞(2015)、福島民報(2015)、福島新聞(2014)、福島民友(2014)、東京新聞(2013)、毎日新聞(2013)、東北放送生番組出演(2013)、東北放送特番出演(2013)、読売新聞(2013)ほか