日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
  1. HOME
  2. 研究情報
  3. 研究者情報
  4. 伊東英幸准教授

研究者情報

環境共生型交通インフラの
実現にむけて

交通システム工学科

伊東 英幸准教授/博士(工学)

HIDEYUKI ITO

専門

トランスポーテーションエコロジー ,交通環境計画・評価,戦略的環境アセスメント

キーワード

環境アセスメント・
生物多様性オフセット・
ミティゲーション

日本は1999年に環境影響評価法が施行され、大規模な開発事業に対して環境アセスメントが義務付けられました。しかし、どうしても自然環境等を破壊してしまう場合に、それらの影響を定量的に評価し、どのような保全措置を検討すれば良いのか評価手法が確立していません。そこで海外の生態系評価手法を研究し、日本独自の評価手法構築に向けた検討を行っています。

道路生態学・
ロードキル・ヒヤリハット

日本は全国各地で車と野生動物の事故が起きており、乗員の死傷事故だけでなく、多くの野生動物が轢死(ロードキル)することで、貴重な生物が絶滅の危機に瀕しています。そこで、実際にロードキルが多く発生している道路を対象として、道路構造や土地利用、周辺環境などを現地調査し、事故が発生する要因を分析するとともに、事故対策の検討などを行っています。

シーニックバイウェイ・
エコツーリズム

地域と行政が連携し、景観や自然環境に配慮し、地域の魅力を道でつなぎながら個性的な地域、美しい環境づくりを目指す「シーニックバイウェイ」や、自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光である「エコツーリズム」などを対象として、持続可能なツーリズムの研究を行っています。

メディア出演

朝日新聞(2020)、みしまケーブルテレビ(2020)、環境アセスメントの技術指針ってな~に? 「技術指針のかしこい使い方」 ( 環境アセスメント学会:2016)、環境アセスメントを活かそう 「環境アセスメントの心得」 (環境アセスメント学会:2014)、エコトピア科学概論 -持続可能な環境調和型社会実現のために- (コロナ社:2012)、生物多様性の経済学(昭和堂:2011)、生物多様性・生態系と経済の基礎知識―わかりやすい 生物多様性に関わる経済・ビジネスの新しい動き(中央法規出版:2009)、Best Paper Award(4th International Conference on Science, Engineering and Environment)、日本環境共生学会 奨励賞、日本福祉のまちづくり学会第18回全国大会奨励賞、環境アセスメント学会奨励賞(研究部門)