日本大学理工学部 日本大学大学院理工学研究科
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活躍する卒業生

これまでの常識を塗り替える「人の命を救う」イノベーションをこの手で生み出すことが夢です。株式会社クボタ 岡﨑 一人 精密機械工学科 2009年度卒業(2011年度大学院修了)

新技術の開発風景

高校生の時に祖父が亡くなり深いショックを受けたこと、モノづくりが好きだったことから、人の命を救う何かを自らの手で作りたいという想いで大学を探していた時、理工学部の内木場教授が取り組んでいた「人の体内に入って病を治療するロボットの完成を目指す」というテーマに感銘を受け、ココだ!と理工学部の受験を決めました。実際にロボットを作成していく過程で視野を世界へと広げた時、実は病気になって治療を必要としている人よりも、その前段階である水や食料が十分に摂取できず病気になる人のほうが多いという事実を知りました。苦しんでいる人々を一人でも多く救うために尽力したいと考え、革新的な農業・建設機械で世界の人々を助け、なおかつ水のインフラ整備にも力を入れているクボタに強い魅力を感じて入社しました。

現在はクボタがこれまでに培ってきた様々な技術を活用し、次世代の農業・建設機械のメカトロ技術の開発に携わっています。そのなかで、いくつかある開発テーマを同時進行し、なおかつ前例がない技術の実験装置の作成まで期限内にこなす必要がある場合、理工学部の研究室で学んだ複数のタスクをチームで動かす時の注意点や進行管理能力がたいへん役立っています。打ち合わせを重ね、問題を一つずつ解決して期限内に仕上げるのは、研究も仕事も同じです。研究室での経験がそのまま活かせたのは、大きなアドバンテージになりました。
私の夢は、新しい常識を作ることです。例えば携帯電話は、ボタンを押して操作するものという常識が、スマートフォンの登場により、ボタンではなく画面に触れて操作するもの、という常識に塗り替えられました。このように、今までの常識を変えるイノベーションを自らの手で生み出し、餓えなどで苦しむ世界の人々を救うことに役立てたいと思っています。理工学部で学んだことを最大限に活かし、夢を実現させたいです。

(取材 2020.3)

  • まちづくり工学科 2016年度卒業 村山 旭
  • 精密機械工学科 2009年度卒業 岡﨑 一人
  • 応用情報工学科 2016年度卒業 松永 創
  • 数学科 2016年度卒業 佐藤 茜