- HOME
- 学部情報
- 教えて先輩
- 教えて先輩 Back number 2017
- 教えて先輩 物理学科 4年 細澤 明好・物理学専攻 大学院1年 田中 郁行
教えてセンパ~イッ!!
お二人は現在、
どのような研究をしていますか?
田中さん:培養液に照射した大気圧プラズマが何故ガン細胞を消滅させるのかということについてですね。 正常な細胞にはほとんど影響がなく、 ガン細胞にのみ細胞死を引き起こすのですが、 その理由が明確になっていないので日本大学の医学部と共同研究しています。
細澤さん:僕はプラズマによって核融合を目指す研究なので、田中さんとは目的が違うんです。私たちの研究室がやっている核融合を目指す方式を用いて、アメリカのカリフォルニアにあるトライアルファエナジーという企業と共同研究をしています。その一環としてトライアルファエナジーに2ヵ月半ほど留学させていただくことが決まっています。
Q.田中さんも、留学していたそうですね。
田中さん:トライアルファエナジーに派遣という形で、細澤さんと同じテーマで2ヵ月間行かせていただきました。英語が得意じゃなかったので、コミュニケーションをとることに苦戦しました。それでも拙い英語でプレゼンをしたり、伝えることに必死でしたね。留学先の方々もすごく優しくて、理解しようとしてくれたので、なんとかなりました。海外での研究は規模が大きくて、自分の小ささを感じたりもしましたが、専門分野に関することだけではなくコミュニケーションのスキルや英語の語学能力も高められて、充実した2ヵ月でした。
進路については、どう考えていますか?
田中さん:進学も含めてすごく悩んでいます。医療機器メーカーに勤めたいという強い思いがあるのですが、博士号をとってからなら選択肢が広がったり、自分の本当にやりたいことがわかるのではないかと最近思い始めていて。国内のメーカーより海外のほうがシェア率も高い、となると学位がちゃんとあったほうがいいのかなと。博士号をとっていないと就けない職もありますしね。博士で就職するか修士で就職するかは就職活動をしながら考えて決めていこうかなと思っています。
細澤さん:教員免許をとったので、大学院進学後は教員職と就職、もしくはさらに研究を続けるのか、3つの可能性を考えていければなと思っています。